国内外を問わず素材やデザインにこだわった家具と雑貨を集めたインテリアショップ
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化粧合板などとは違い、天然木の木目や色味は様々です。
「木」と一言に言っても、その表情は様々。
例えば、一本の幹の中でも「心材」と呼ばれる幹の中心部は色が濃く、「辺材」と呼ばれる外側の部分は薄く、心材とは色が異なります。また、木は光合成をするために枝葉をたくさん伸ばすので「節」が現れたりもします。
飛騨産業ではこのような木材の様々な表情を活かした家具づくりを行っています。
貴重な森林資源である木材を使用して家具を作り出している弊社としては、材料を無駄にするわけにはいきません。原木から家具になるのはわずか30%です。そのため、加工の段階で現れる「虎斑」や「小節・葉節」を含む材料は、品質に影響がないと判断した場合、商品として完成させています。
地球環境を保護するためにもご理解いただきますようお願い申し上げます。
木目の中でも装飾性が高く美しいものを杢(もく)と呼んでいます。代表的なものがホワイトオーク材に現れる虎斑(とらふ)です。柾目材にのみ出る模様で、光沢があり、シルバーグレインと呼ばれて珍重されています。 虎斑は立ち木の時に養分貯蔵の役割を担っていた細胞組織です。悪い材と勘違いされることもしばしばありますが、杢目は天然の木材であると同時に、良質な木材である証なのです。
木は成長する段階において、幹から枝を伸ばし葉をひらき養分を蓄えます。成長とともに小さな枝は落ち、大きな枝へと変わってゆき、幹の中に枝の芯である「節」が残ります。幹が大きくなるとともに表面から内側に「節」が入り込むので、製材すると表面に現れてきます。この節が「小節・葉節」と呼ばれるもので、製材した後の加工の段階でも表面に現れてきます。従来は節の入った材料は家具用材としては使用されていませんでしたが、飛騨産業では、節を個性と捉え有効活用しています。
重厚で堅く、木目が真っすぐで独特の存在感があります。独自の繊維構造から、柾目で製材すると虎斑(とらふ)という虎の背中の縞模様に似た銀色に輝く杢目が現れ、個性豊かな表情を楽しめます。飛騨産業では主に樹齢100年前後の北米産ホワイトオーク材を使用しています。※曲木部分など一部ナラ材を使用している場合があります。
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木目が真っすぐで堅く、ホワイトオークと比べると、桃色を帯びたやさしい色味が特徴です。紅葉の美しさからレッドオークと呼ばれています。飛騨産業では主に北米産のレッドオークを使用しています。
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木目はきめ細かく、堅くて衝撃にも強いことから家具用材として重宝されています。また、粘りがあり、割れにくい性質を備えているため、曲木加工に適しています。飛騨産業では主にヨーロッパ産のビーチ材を使用しています。
ビーチ材の塗装色はこちら
ウォルナットは、チーク、マホガニーと並んだ世界三大銘木の一つです。渋く上品で、落ち着いた色合いと重厚感のある杢目が美しく、ツヤや触り心地も抜群な高級材です。タンニンが多く含まれているため、使い込むうちに磨きがかかり、風合いを深めていきます。飛騨産業では北米産のブラックウォルナット材を使用しています。
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年輪が細かく肌目は繊細緻密。それだけに成長が遅く、良い家具材になるまでには永い年月がかかります。心材は赤く辺材は白いため、色の差がはっきりと表れ、天然木らしい面白みがあります。飛騨産業では北海道産のカバ材を使用しています。
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国産のスギは学名を「クリプトメリア・ジャポニカ」といい、“隠された日本の財産”を意味します。これまでは軟らかさが家具には不向きとされてきましたが、飛騨産業では加熱圧縮によって強度を高める技術を開発し、製品化を実現。美しい木目と暖かい手触りが特長です。飛騨産業では主に岐阜県産の杉材を使用しています。
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スギに次いで日本で多く植林されている木材です。緻密で美しい光沢があり、日本人好みの芳香を発します。特に菌や虫などに対する耐性が高く、最高品質の建築用材とされてきました。飛騨産業では加熱圧縮によって強度を高める技術を開発し、製品化を実現。全体が白みを帯びた美しい材色をしています。
ヒノキ材の塗装色はこちら
国産のクリの木は古くから人々に親しまれ、重宝されてきた木材です。粘りがあり、水に強く耐久性に優れています。クリ独特のはっきりとした木目を活かし、美しい風合いに仕上がります。また、タンニンを含んでいるため、時間が経つにつれて落ち着きのある色合いに変化していき、経年変化が楽しめる素材です。
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ホワイトオークと同じブナ科で、国産のミズナラやコナラの総称です。重厚で堅く、木目が真っすぐで独特の存在感があります。独自の繊維構造から、柾目で製材すると虎斑(とらふ)という虎の背中の縞模様に似た銀色に輝く杢目が現れ、個性豊かな表情を楽しめます。また、木の育ち方の違いによって、様々な材色があらわれます。
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